年が明け早いもので、もう1ヵ月が過ぎてしまいました。
皆さま、体調を崩していませんか?
さて、もうすぐ節分の日がやってきます!そして、節分が終われば立春です。
節分では、「鬼は~外!福は~内!」と豆まきをしますが、豆をまいて鬼を追い出す習慣は、東洋医学に通じる歴史があります。
今回は、東洋医学から見た節分と「立春」の頃の養生法をご紹介します!
そもそも節分ってなに?

節分とは、その名の通り「節(季節)を分ける」こと。季節の分かれ目のことで、「立春・立夏・立秋・立冬の前日」のことをいいます。
現代では、節分は立春の前日(2月3日)として定着していますが、江戸時代以前までは四季の変わり目の前日を指すものを節分としていたので、年に4回ありました。
日本は昔から病気や災害のことを鬼に見立てることが多く、節分では鬼を追い払って病や災いを祓う『厄除け』の意味が込められています。
節分は、季節の変わり目に起こるとされた災いや邪気を祓い、新しい年を迎える準備する特別な日とされていました。
東洋医学から見た節分

東洋医学では、季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると言い、急激な気温や湿度の変化により身体のバランスが崩れ、邪気が体の中へ侵入しやすくなると考えられています。
邪気とは、六淫(ろくいん)と呼ばれる風邪、暑邪、燥邪、湿邪、寒邪、火邪のことです。自然界の気候や環境の変化に由来する6つの邪気を言い、体調不良の原因として重視されます。また、ウイルスや気候変化、ストレスなども「邪気」の一種です。
節分の豆まきでは、鬼に豆をぶつけることによって鬼をやっつけ、邪気が身体の中に入ってこないようにし、1年の「無病息災」を祈るという意味があります。
春のはじまりに現れやすい症状

立春は、暦の上で「春の始まり」とされる日です。日の出が早くなり日の入りも遅くなってきて、少しずつ春の気配を感じてきます。
現実的には、まだ寒さが厳しい時季ではありますが、私たちの身体もゆっくりと、冬から春への準備を始めるタイミングでもあります。
東洋医学の五行学説の考え方から、この時季は環境の変化などによるストレスなどで、『肝』への負担がかかる時とされています。
『肝』とは「肝臓」を指すだけでなく、気血の流れの維持・調整、消化や水液代謝の促進、精神や感情の調整、血液の貯蔵と血量の調節というような、東洋医学独特な身体を全体でとらえた働きも含まれます。ストレスによって肝の機能が低下すると気の流れが滞り、身体に様々な影響が現れます。
『肝』に負担がかかると現れやすい症状は、
- 頭痛
- めまい
- のぼせ
- 目の不調
- イライラ
- 落ち込み
- 眠りが浅い
- 夜中に目が覚める など
春ならではの不調を避けるために、今から予防として養生することが大切です。
春のはじまりの養生法

もうすぐやってくる春に向けて、生活に取り入れやすい養生法をご紹介します。
のんびりゆっくりと過ごす

春は『肝』に負担がかかりやすい時期です。この時期は、ちょっとしたことでイライラしてしまったり、ストレスが溜まったりし、情緒が不安定になりやすいと言われています。
休日はのんびりゆっくりと過ごすのがオススメです。一日のうち数分だけでもよいので、スマートフォンを置いて静かに過ごす時間を持ちましょう。
睡眠リズムを整える

東洋医学では、夜間に『肝』に血が戻ることで身体の修復が行われると言われています。
『肝』の働きが最も活発になる午前1時から3時の間にしっかりと睡眠をとることが大切です。この時間にしっかりとした睡眠が取れていないと、『肝』の働きが鈍くなり様々な不調が現れます。
23時までに寝ることを心がけましょう。
「酸味」と「苦み」の食材を摂る

肝の働きを助ける食材を摂るようにしましょう。特に、酸味のある食材や苦味のある食材が肝の働きを助けるとされています。
- 柚子
- 蜜柑
- うめ
- レモン
- オレンジ など
- ふきのとう
- タラの芽
- 緑茶
- ゴーヤ
- レタス
- アスパラ など
まとめ

もうすぐ春がやってきます!
春の影響で『肝』が乱れると体の不調だけでなく、イライラしたり、無性に悲しくなって涙が止まらなくなったりと、精神面にも影響を与えます。
過ごし方を少し工夫してみたり、春の食材に頼ってみたりしながら、コントロールするのも一つの手です。
例え落ち込んだとしても、これは自然の摂理。
「春だし仕方ないよね~。」と心で受け入れ、過度に敏感にならず過ごしていけたらいいですよね。
春も身体と上手に付き合っていきましょう。

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