薄毛
日本人男女の3人に1人は薄毛を気にしているといわれています。近年は、女性の薄毛の悩みも増加傾向です。その背景には、ホルモンの影響、遺伝的要素、食生活、ストレスなどの理由が考えられています。

こんなお悩みを解消
- 最近髪が薄くなり始めた
- 周囲の目線が気になってしまう
- ストレスで髪が抜けることがある
- 妊娠や出産を期に薄毛が気になってきた
- 育毛剤やシャンプーでの限界を感じている
原因について

薄毛とは、頭髪の量が減って地肌が見えてしまう状態です。本数は変わらないまま毛が細くなる場合と、抜け落ちて本数そのものが減ってしまう場合があります。
薄毛の原因としては、以下の4つがあると一般的に言われています。
1,血液循環不良
髪の毛は毛包(毛根をおおう膜)に酸素などの栄養を供給することで成長します。供給が悪くなると成長が鈍り、髪の毛は抜けやすくなります。
2,男性ホルモン
男性ホルモン(テストステロン)の分泌が高くなりすぎると、薄毛になりやすいです。
3,脂漏
皮脂が異常に多く分泌されると、毛穴が詰まったり、皮膚に炎症が起きるなど、髪の成長を阻害します。
4,頭皮の緊張
頭皮の緊張により頭蓋骨と頭皮の間の血管を圧迫することにより、血流が悪くなり毛包(毛根をおおう膜)の活動が低下するといわれています。
これらの4つのうちのどれかひとつが薄毛の原因とは限りません。複数の原因が互いに影響しあっている場合が多いです。また、生活習慣やストレスなども大きく関わります。
毛が育つサイクル(毛周期)は3つのフェーズに分かれています。
●成長期(毛が成長する)
●退行期(毛の成長が止まる)
●休止期(毛が抜ける準備)
通常だと、休止期の毛が抜けると、新たな毛が生えてきて成長期が始まるのですが、毛包(毛根をおおう膜)が萎縮すると、成長期の時間は短くなり、最終的には休止期のまま止まる=新しい毛が生えないということになります。
施術方法

薄毛の予防と改善には、頭皮(毛包)への血流供給が大切です。毛包(毛根をおおう膜)に酸素と栄養を供給することができれば髪の毛は強く育ちます。また、頭皮に十分な血流を届かせるためには、肩や首まわりの筋肉を緩めることも大切です。

前頭部の薄毛の場合は、おでこにも鍼をします。前頭部に栄養を供給する血管は、首から頭蓋骨の中に入り眼窩(目を囲む骨)を通り顔の表面に出てきます。おでこの緊張が強い場合、前頭部に栄養が供給されなくなり薄毛の原因となります。
薄毛が治るまでの期間は?

半年以上かかる人が多いです。
髪は生えて、成長し、抜ける、生える、という一定のサイクルを繰り返しています。
髪が抜けてから生えるまでの準備期間(およそ3ヵ月)に加えて、太く長く成長し、髪が増えたと実感できるまでには、どれだけ早くても半年程度の時間がかかります。

