- くしゃみと鼻水がとまらない
- 鼻がつまって夜眠れない
- 目がかゆすぎてツライ
今の時季は、こんな症状に悩まされる方が多いですね。
薬を飲んで症状を抑える方もいますが、『身体を整える』ことで症状の出方は大きく変わるものです。
今回のブログでは、当院の花粉症の方へのアプローチ法を解説していきます!
『花粉症』身体の中で起きていること

花粉症とは、花粉が鼻や目の粘膜に付着することで起こるアレルギー反応のことです。
花粉などの異物(アレルゲン)が体内に侵入すると、異物を排除するために免疫反応が活性化します。
そして、免疫反応が過剰に起こり過ぎると、くしゃみや鼻水・鼻づまりなどの花粉症の症状を引き起こします。
花粉症のメカニズム

ここでは、花粉症のメカニズムを解説していきます。
- 空気中に浮遊する花粉(異物)が目や鼻に侵入する
- 鼻の粘膜にある樹状細胞(免疫細胞)が花粉をリンパ節につれていく(花粉が体内に入ってきたことを教える)
- リンパ節でB細胞(免疫細胞)が活性化され【IgE抗体】が作られる
- 【IgE抗体】は血液を介して鼻の粘膜に移動し、鼻の粘膜内にあるマスト細胞と結合する
- マスト細胞と結合した【IgE抗体】がヒスタミン(炎症物質)を放出する
- 放出されたヒスタミンは花粉(異物)と戦う
- ヒスタミン(炎症物質)が鼻や目の神経や血管を刺激し症状が起こる
自律神経との深い関係

花粉症と自律神経の乱れは実は深く関係しています。
ストレスや睡眠不足などが続くと、自律神経のバランスが乱れます。
すると、免疫の働きも不安定になり、アレルギー症状が強く出やすくなるのです。
花粉症と自律神経の関係については、こちらの記事も参考にしてください。
『花粉症』施術者ができるアプローチ

『花粉症』に悩んでいる方に対してできることは、「身体を整える」こと。
具体的に解説します。
首まわりの緊張を緩める

首や後頭部の緊張は、交感神経が過剰に働き、アレルギー症状を引き起こす原因となります。
また、首の緊張は鼻や目のまわりの血流にも影響します。
血流を促進することで、鼻や目の粘膜への栄養補給・老廃物の排出などがスムーズに行われ炎症を抑えることできます。
呼吸を整える

呼吸が浅いと自律神経が乱れる原因となります。
呼吸の浅さは、首や肩、背中、胸まわりの筋肉のコリが大きく関係しています。
これらの筋肉は肺を取り囲んでおり、硬く緊張することで胸郭(肋骨)が広がりにくくなるため、肺の膨らみが妨げられ、息が深く吸えない状態になるのです。
呼吸が浅い状態は、交感神経が優位になりやすく、炎症反応も出やすくなります。
鍼や手技による施術で胸まわりや首、背中をゆるめると、自然と呼吸が深くなり、自律神経が整いやすくなります。
内臓の働きを取り戻す

免疫細胞の約7割は腸に存在すると言われており、腸内環境が悪化すると、私たちの体は免疫の過剰反応(アレルギー反応)を引き起こします。
内臓の働きは、血流や自律神経と大きく関わっており、お腹に触れたときに痛みがあったり、硬くなっていたりする場合、内臓の働きが低下しているとも言えます。
お灸でお腹を温めたり、手技で胃や大腸に繋がる血管や神経・膜の調整をしたりすることで内臓を整えていきます。
まとめ

正直、「花粉症を治してください!」と来られるお客さんはほとんどいないです。
他の身体の症状で定期的に通われている方が、
「今年は全然花粉症がツラくない!」
「いつの間にか花粉症が治っていた!」
そんなことを言っているのを聞いて、
改めて、鍼灸の『身体を整える』という力に驚いております。
私の治療は、今日施術をして明日に結果が出るものではありません。
薬みたいな即効性もありません。
内側から少しずつ身体が変わっていき、少しずつ整うことで、やっと変化が分かるでしょう。
身体はいつだって良い方に変わろうとしています。その手助けができたらなと思っています。


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